今日からあなたもLinuxシステム管理者chmodファイルのアクセス権を変更する。例えば以下のような"backup.sh"ファイルに所有者の実行権を付与する。 [mobile@localhost bin]$ ls -la 合計 12 drwxrwxr-x 2 mobile mobile 4096 11月 24 02:07 . drwx------ 6 mobile mobile 4096 11月 24 02:06 .. -rw-rw-r-- 1 mobile mobile 3 11月 24 02:07 backup.sh アクセス権は先頭の1桁を除き、3桁毎に左から所有者、グループ、その他のユーザを表している。それぞれのアクセス権は読み取り権(r)、書き込み権(w)、実行権(x)になっているある。"backup.sh"ファイルに所有者の実行権(x)を付与するには各アクセス権を2進数(3桁なので8進数と見ることもできる)のビットに見立て、以下のように入力すれば良い。(644を744に変更する) [mobile@localhost mobile]$ chmod 744 backup.sh ここで再度lsで見てみると [mobile@localhost bin]$ ls -la 合計 12 drwxrwxr-x 2 mobile mobile 4096 11月 24 02:07 . drwx------ 6 mobile mobile 4096 11月 24 02:06 .. -rwxrw-r-- 1 mobile mobile 3 11月 24 02:07 backup.sh backup.shファイルの所有者に実行権(x)が付与されたことが分かる。別の方法として、単に実行権を付与したいだけなら以下の書式を用いることもできる。 [mobile@localhost mobile]$ chmod +x backup.sh 実行権を付与したいならば+x、逆に削除したいならば-xを指定する。ただし、これだと、所有者、グループ、及びその他のユーザのすべてに実行権が付与されてしまうので、所有者のみに実行権を付与したい場合、 [mobile@localhost mobile]$ chmod u+x backup.sh のように+xの前にuを付ける。u(所有者)の他に、g(グループ)、o(その他のユーザ)、及びa(u,g,o)がある。
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